LXQtを最新の日本語表示にする

LXQtデスクトップ環境に 最新の日本語訳を 適用する方法です。
4つ方法を紹介します。

Snap版 LXQt 言語パック をインストールする

https://snapcraft.io/lxqt-l10n-snap

LXQt言語パックの Snapパッケージ版を作成 1 しました。 Ubuntu等、snapd がインストールされている環境であれば、次の方法でこのLXQt言語パックをインストールできます。
一度インストールすれば、定期的に自動更新されて最新の翻訳ファイルが適用されます。

端末の場合、次の2つのコマンドを実行後に再ログインします。

1
2
sudo snap install lxqt-l10n-snap --edge 
/snap/lxqt-l10n-snap/current/setup

Lubuntu 等は Snapパッケージのインストール前に snapd のインストールが必要です。
Snap版 LXQt言語パックの詳細: Snap版 LXQt言語パック リリース

この方法が 下記の方法に比べて、 簡単に 日本語表示を新しく出来ると思います。

Weblateから翻訳ファイルをダウンロードする

https://translate.lxqt-project.org/languages/ja/

  • ここから各翻訳ファイル(拡張子.ts)をダウンロードします。
  • .tsファイルを .qmファイルに変換します。(lreleaseコマンド)
  • 各ディレクトリの 既にある .qmファイルに上書きします。
  • ログアウト&再ログインします。

ディレクトリは Ubuntu18.04の場合: /usr/share/lxqt/translations/

どのディストーションでも手軽に出来ると思いますが、とても手間がかかります。 ひとつ ひとつでも 日本語に出来ますが、すべてとなると 40以上あります。
この方法では アプリケーションメニューの中の 名称(デスクトップエントリ)は 変更できません。

Githubから 開発中のLXQtをダウンロードしてビルドする

https://github.com/lxqt/lxqt/wiki/Building-from-source

LXQtの Wikiに方法が書かれています。
git clone して ビルドします。

ビルド環境が必要です。Wikiに詳しく書いてあります。(英語です)
ビルドの実例: LXQtをソースからビルドする

※Weblateに登録された翻訳が、Githubに取り込まれる(マージ)までに タイムラグがあります。 間隔は不定期で、数日から 1周間程度遅れていると思います。

日本語翻訳ファイルセット(zipファイル)をダウンロードする

https://github.com/ito32bit/lxqt-ja

これは LXQt 0.14.x 用です。 (0.15.0以降では適用されています。)

緑色のボタン「Clone or download」をクリック。zipファイルを ダウンロードします。
使用方法は リンク先の下部に あります。

日本語の表示確認に使用している 日本語翻訳ファイルを セットにして ダウンロード出来るようにしました。
Ubuntu 18.04 LXQt 0.14.1 で表示確認しています。 他の ディストリビューションでも 使用できると思います。


  1. lxqt-l10n-snap (Snap版LXQt言語パック)は、2020年1月現在、最新の日本語が表示されない問題があります。(デスクトップマネージャー、ファイルマネージャー等)