Root権限でPCManFM-Qtが起動できない場合

環境により管理者権限 (Root-instance) で PCManFM-Qtが実行できないことがあります。
PCManFM-Qtは、LXQtデスクトップ環境のファイルマネージャーですが、LXQt以外の環境でも使用できます。 また Live DVD(USB) 環境で使用することもあります。
ツールメニューの「rootで開く」(ここをrootとして開く)は、管理者権限で PCManFM-Qtを起動して、GUIでファイル操作ができ大変便利です。

PCManFM-Qtが rootで開かない時は、次の方法で改善する場合があります。

PCManFM-Qtの設定を変更する

「編集」メニューの「設定」ダイアログで、「高度」の中の「ユーザー切り替えコマンド」を次のように変更します。

lxsudo dbus-run-session -- %s

設定ダイアログのスクリーンショット:1 設定ダイアログscreenshot

または、次の方法もあります。

パッケージ dbus-x11 をインストールする

Ubuntuや Debianでは次のように dbus-x11 をインストールします。

1
sudo apt install dbus-x11

このパッケージをインストールすると、端末内から sudo pcmanfm-qt で PCManFM-Qtを起動できるようになります。

あとがき

この問題は、Debian系だけでなく、Archlinuxや様々なディストリビューションで起きる問題のようです。 もっと知りたい方は、英語で検索してみて下さい。 日本語ではなく英語で検索すると色々と出ててきます。2  他の解決策があるかもしれません。


  1. このスクリーンショットは Version 0.14.1の次期リリースの開発版です。lxsudolxqt-sudo コマンド(シンボリックリンクされている)です。 

  2. 私は英語がわからず、英語のサイトは余り理解できていません……