Snapパッケージ版 LXQt言語パック (lxqt-l10n-snap) を公開しています。非公式なパッケージです。
LXQtデスクトップ環境が 最新の翻訳ファイルで 日本語表示されるようするために Snapパッケージを作成しました。
一度インストールすれば、定期的に自動更新されて最新の翻訳ファイルが適用されます。
このSnapパッケージは、日本語のみでなく世界の言語の表示に対応しています。
LXQtデスクトップ環境の翻訳を行うサイトを見ていると、2019年の1年間で新しい言語(マプチェ語、アストゥリアス語など)が翻訳を開始しています。
これらの翻訳が適用されるのは、次のLXQtのリリースまで待たなければなりません。
そこで、このSnapパッケージを使用すれば 直ぐに最新の翻訳で LXQtを使用できます。
是非、世界の LXQtユーザーに使ってもらいたいと思って作成しました。
この言語パックを 一度インストールしておけば、開発サイトGithubで翻訳ファイル(.ts)が更新されると、自動でこの言語パックも更新され、いつでも最新の翻訳で表示されます。 翌日か翌々日くらいには最新が表示されます。
現在のところ、問題があり公開を今まで見送っていましたが、公開することにしました。
その問題とは、ファイルマネージャーとデスクトップマネージャー(壁紙設定など)が最新の日本語表示になりません。1
一時的な対応策としては、ln コマンドに慣れている方は シンボリックリンク(/snap/lxqt-l10n-snap/current/usr/share/XXX/translations
/usr/share/XXX/translations
)を作成することで最新の日本語表示になります。
(既存の translations ディレクトリは mv 等で対応して下さい)
インストール
Snap Store で公開しています。
https://snapcraft.io/lxqt-l10n-snap 2
GUIの Ubuntuソフトウエア(gnome-software)やスナップストア(snap-store)や KDE Discover からもインストールできます。
lxqt-l10n-snap
をインストール後、端末内で次のコマンドを実行します。
1 |
|
そして、再ログインするか再起動します。
端末の場合、次の2つのコマンドを実行後に再ログインするか再起動します
1 |
|
※ Lubuntu は Snapパッケージのインストール前に snapdパッケージのインストールが必要です。sudo apt install snapd
他のディストリビューションは 「Snapパッケージとは」 を参考にして下さい。
既知の問題・今後の課題
※チェックされている項目は修正して Edgeチャンネルへ リリース済みです。
- ファイルマネージャーとデスクトップマネージャーが最新の日本語表示にならない (PCManFM-Qt)
- パネルのプラグインの名前と説明が最新の日本語表示にならない
- アプリケーションメニューのディレクトリ名(Leave 等)が最新の日本語表示にならない
- LXQtセッションの LXQtモジュール名が最新の日本語表示にならない
-
アプリケーションメニューの「その他」に不明な「LXQt デスクトップ」が現れる
- *.tsファイルを Githubではなく 翻訳作業の行われている Weblateから取得する方法を検討する
技術情報
「Snap版 LXQt言語パック 内部の仕組み」をご覧ください。